こんにちは、丈です。
僕は現役時代に京都大学に落ちた後に、様々な要素を見つめ直し勉強法を変えていったことで
一年間の自宅浪人を経て京都大学に合格することができました。
その中で僕は自分の中での勉強に対する考え方も見直していきました。
変化したポイントは大きく分けて三つあります。
その三つとは
・勉強時間は気にしてはいけない!
・簡単な問題から解け!
・ミスを減らすことが高得点への一番の近道!
という三点になります。
以下では各ポイントについて詳しく解説していきます。
勉強時間への意識
現役時代の僕は、勉強時間を稼ぐことにとらわれていました。
これは「自分は自頭が悪く、他の人より勉強しなければならない」と考えていたからです。
皆さんにおいても、Youtubeなどでも長時間勉強を推奨していらっしゃる方々がいるので、
勉強時間という部分だけを切り取って鵜呑みにしがちな現状があると思います。
というのも、受験生にとって長時間勉強の末に合格といった洗練されたサクセスストーリーは魅力的なもので、憧れの対象になりやすいという傾向があるんじゃないかと思います。
もちろん、長時間勉強が悪いというわけではありません。長時間勉強して成功するというその人の努力が感じられるようなストーリーは僕もめちゃくちゃいいとおもいます。
ですが、受験生全員にこの方法が適しているとは限らない。
実際僕も、現役時代長時間勉強を実践していたのですが、持ち前の完璧主義により、
少しでも勉強できない時間があるとイライラして、睡眠時間を削って勉強時間を捻出しようとします。
しかし、このせいでずっと眠い状態でだらだら勉強して、何も身につかず、成績も伸びない。
だから焦って更に勉強時間を増やして、、、
という負のスパイラルに陥りました。精神状況は最悪です。
対して、宅浪時代には効率を追求し、息抜きも取り入れました。(息抜きについてはこちら)
すると、成績も着実に伸び、無事京大に合格できました。
つまり、結局大切なのは、
ずっと勉強しないといけないといった固定観念はいったん取り払って、
自分に適切な勉強スタイルを考えること
です。

自分にとって成績を伸ばすにはどんな勉強法がいいか、といった
ことを考えるのが重要だよ!
難しい問題、簡単な問題に対する意識
ここに5点満点のテストがあるとしましょう。
5問中4問は簡単な問題(足し算引き算等)
5問中1問は難しい問題
で構成されているテストがあります。
これを1分で解いて、4問正解すれば合格です。
さあ、あなたはこのテスト、どんな順番で解きますか?
このテストで、簡単な問題を一切解かずに難しい問題を解きにいく人はいるでしょうか。
おそらくいないとして近似可能でしょう。
しかし、ここで設問数が多くり時間が長くなると難しい問題を解いてしまう。
もちろんこれは仕方ないことです。
入試問題では難易度がわかりにくいように工夫がされていますし
できない問題があれば自分だけできていないのではないかと不安になるからです。
しかし
「適切に難易度を見分けてこの難しい問題にできるだけ時間を取られない」
という意識をもって日々の演習を行うだけで得点率は大幅に上がります。
たとえば化学の話をしましょう。
化学で難しいのは実験内容を理解し適切な立式を行う部分です。
しかし、現役時代の僕含め多くの受験生はせっかく難しい立式の部分があっていても
計算で間違えてしまうことがある。
僕の意見では、化学で簡単なところ(落とせない部分)は計算による求値の部分です。
ですから、本来落としてはいけない部分で落としてしまっていることになっています。
先ほどの問題で言えば、
「難しい問題が解けたのに時間が足りなくて簡単な二問が解けなかった」
というのと同じような状況なのです。
正直もったいなさすぎます。
有効数字が2桁だろうが3桁だろうが、筆算等の計算はバシッと合わせてください。
するとどうでしょう、かなり丸が増えるはずです。
逆に何言ってるかわからない部分は後回しにすればいい。それよりも計算をきっちり合わせる。
僕は浪人生になって、こういった落とせない部分をきちっと取っていくという意識を、日々の勉強で持つようになって、実際成績も伸びてきました。
求値問題を落としてはいけない!!
取れる部分で点を稼ぐのが大前提
ミスに対する意識
上記の落とせない部分に関連しますが、ミスをしないという意識も重要です。
ミスは、自分のミスを統計的にまとめてノートに書いておくことでかなり減らすことができます。
一年間をかけて少しづつなくしていきましょう。

以上が、僕が現役時と宅浪時に変えた意識になっています。
失敗した時はこういう意識の部分から変わる必要があることもあるので、
客観的に自分の状況を見つめ、柔軟に対応していけるようにしましょう。

現役で京都大学に不合格ののちに、勉強法などを改めて、アルバイトなどをしながら自宅浪人をする。一年間の自宅浪人を経て2025年に京都大学に合格。浪人時京大模試学科一位、学部二位。
現役時の僕のように勉強しても成績が伸びず、「努力は報われない」と思ってしまうことを防ぐために、知っておくべきことをお伝えしていきます!
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