皆さんこんにちは、丈です。
僕は一年間の宅浪の末に京都大学合格を果たしました。(京大合格まで)
しかし、その一年は決して楽なものではなく、いろいろな場面で
苦しみ、悲しみ、精神崩壊寸前に追い込まれたこともありました。

もう受験なんてやってられん。。。
そんな時に、僕はある作品に出会います。そのアニメこそ
あしたのジョー
という作品でした。
この作品は僕の人生に対する考え方を変え、つらいと言われる宅浪生活
を365日全力で走りぬくことを可能にしました。
この作品は人生に大切なことを教えてくれた作品です。
正直言って、全受験生が見るべき作品だと思っています。
今回はそんな僕のかけがえのない思い出の詰まった「あしたのジョー」について、
徹底解説していきたいと思います。

現役で京都大学に不合格ののちに、勉強法などを改めて、アルバイトなどをしながら自宅浪人をする。一年間の自宅浪人を経て2025年に京都大学に合格。
京大模試学科一位、学部二位を獲得。
筋トレが趣味
あしたのジョーとは
あしたのジョーとは何か。
「あしたのジョー」は、1968年から1973年までの間に連載されていたボクシング漫画が原作になっていて、アニメ化などもされている作品になっています。
この作品は販売当初の1970年代においては社会現象を巻き起こしたほどの名作で、「ボクシング漫画の金字塔」と呼ばれるほどの作品でもあります。
ですが発売されて50年ほどが経っている今では、若い世代においては内容をあまり知る人の少ない漫画となっています。
しかし、あしたのジョーは今にこそ、特に受験生こそ絶対に見るべきアニメです!!
というのもあしたのジョーでは、ボクシングという舞台を通じて”勇気、努力”等のスポ根漫画にありがちな要素だけでなく”孤独、寂しさ、覚悟”といった人間の感情の負の部分までもが鮮明に表現されています。
この部分が、孤独や不安と戦う受験生にとっては刺さりまくる内容となります。
「ボクシングは苦手、、」と言わずに一度最後まで見てみてください。
必ず何か得られるものがあるはずです。
僕の人生に与えた影響
宅浪時代、うまく成績が伸びずに不安や焦りを抱えながらつらい毎日に耐えかねていた僕は、
この「あしたのジョー」に出会いました。
このアニメに出会って以降、僕は「悩んでも仕方がない」と割り切って勉強に全集中することができ、無事憧れの京都大学に合格することができました。
加えてこのアニメで「頑張り続けることの尊さ」を学び、大学受験が終わった後も
新しいことにチャレンジする日々を過ごせています。
詳しい部分は後で書くので、とにかくあしたのジョーのあらすじから追っていきましょう。
あしたのジョーのあらすじ
さて、いよいよあしたのジョーのあらすじに入っていきます。
この時点で既に、

あしたのジョーめちゃくちゃ面白そうじゃん!!
と思った方はそのままあしたのジョーを見に行ってみてください!!
それ以外の方に向けて、以下はざっくりとしたあらすじを書いていきます
以下、ネタバレ注意
ジョーがボクシングを始めるまで
まず、この漫画の主人公が「矢吹丈」という青年(以下、ジョー)
ジョーには両親がおらず、幼い時からに施設にいました。
やんちゃな性格の彼は、自由を求めて何度も施設から脱走して、いろいろな地域を回り
一人風来坊として過ごしていました。
そんなジョーは青年になるまで成長して、いまだに風来坊としての生活を続けていました。
そんなある日、たまたま通りすがった東京のドヤ街(スラムのようなもの)で、飲んだくれの男、
丹下段平に絡まれます。
けんかっ早いジョーは段平を殴り飛ばそうとしました。
しかし実はこの段平は元ボクサー、パンチをうまく止められます。
段平はジョーのパンチの鋭さに感動して、ジョーをボクシングの道に誘い込もうとします。
初めこそジョーは「ボクシングなんか絶対にやらない」と言っていましたが、
紆余曲折あって、段平が酒飲みから労働者として働いて毎日ジョーに小遣いをやるという条件で
ジョーはボクシングを始めることを受け入れました。
最大のライバル、力石との出会い
そうしてジョーはボクシングを始めたものの、やんちゃな性格は収まらず、なんと社長の令嬢娘 (白木葉子)に詐欺を仕掛けて金をむしり取りました。
段平の夢もむなしく、ジョーは少年院送りにされます。
しかし、この少年院への入所がジョーの人生を大きく変えることとなります。
少年院に入ったジョーは相変わらずのけんかっ早さで収容生にも喧嘩を仕掛けていきます。
喧嘩は強かったジョーは負けなしでした。
しかしそこで、一人の男が現れます。
彼の名は「力石徹」(りきいし とおる)
元々彼は13連続KO勝ちを果たしたプロボクシング選手だったが、観客を殴ってしまったために少年院に収容されていた。その技術でジョーを完膚なきまでに叩きのめした。
力石に負けて以来、ジョーのボクシングへの熱は次第に高まっていきます。
そこで、丹下段平によるボクシングの通信(はがき)教育が始まりました。
力を磨いたジョーは少年院に新設されたボクシングリングで力石との再戦に挑みました。
結果、相打ちの引き分けに。
ジョー、力石はお互いにその実力を認め、ライバルとしてみなし始めます。
そんな二人は、力石の早期出所により、離れ離れになれになってしまいます。
「プロのリングでまた会おう」
力石が少年院で最後にジョーに発した言葉でした。
再び力石と戦う。だがその先に待っていた結末は、、
そうして、長くも退屈な月日を経て、いよいよジョーも出所する日となりました。
少年院の仲間に別れを告げて、次のステージへ。
家に帰るとなんと、ジョーのジムがたっていた。ドヤ街のおんぼろジム。
その名も「丹下ジム」
このジムでジョーは心機一転、力石との再戦を目指してボクシングの練習に励みます。
様々な練習を経て、様々な相手と戦い、やっと力石との戦いまでこぎつけます。
しかしここで一つ問題がありました。
階級の問題です。
ボクシングには体重による大きなハンデが生じないように体重ごとに階級が設定されており、
プロのリングでは選手は階級を超えて戦うことはできません。
困ったことにジョーが小柄であるのに対し、力石は大男です。
ここで力石はある一つの決断をします。
「俺が体重を削って矢吹丈の階級まで行ってやる」
そう、減量と呼ばれる行為に手を出しました。
それだけ二人のリベンジマッチへの執念はすさまじいものでした。
死ぬ気で練習する力石
そんな力石の話を聞いて、自分まで十分にご飯が食べられなくなるジョー。
そしてついに、力石がジョーと同じ階級まで降りてきます。
ついに、二人の因縁の戦いが始まります。
あの日の引き分けにけじめをつけるために。
リング上の二人は死力を尽くして戦います。
そして、力石が放ったアッパーがクリティカルヒット。
ジョーは倒れます。
1
2
3
4
:
:
10!!!!!
ジョーは負けました。
お互いやり切った二人は認め合いました。
ボロボロの体を起こしてジョーは力石に握手をしに行きます。
そのとき、、
力石は倒れます。会場がどよめき始めます。
医務室に運ばれた力石。ジョーは後を追います。
ジョーに、医師がつぶやきます。
「力石徹は死にました。矢吹が放った顔面へのパンチが原因です。」
力石への想い
力石が死んだ後、ジョーは放心状態でした。
今まで孤児として生きてきたジョーが初めて生きがいを感じた、そんな
きっかけを作ってくれた力石が死んだ。
「また、旅にでも出ようかな、」
そうして、ジョーはまた一人で旅に出てしまいます。
何も考えずに夜の街を歩き回る。
心にぽっかり空いた穴がふさがらないまま、半年もの月を過ごしました。
そこで出会った「ゴロマキ権藤」
「あんたのボクシングがまた見てえ」
そういわれて、ジョーは少しずつボクシングへの気持ちを思い出し始めます。
「いっちょ寄ってみるか」
ジョーは丹下ジムに向かいました。
丹下ジムで練習を再開したジョーは再戦に備えます。
そして、初めから絶好のスタートで、連勝を続けます。
しかし、次第にある弱点が浮かび上がってきます。
顔面が打てない。
あの力石を殺した顔面へのパンチが、打てなくなっていた。
これに周りの選手は気づき、ボディをガードされジョーは何もできない状態でした。
ジョーは負け続けていきました。
力石への想いは、深くジョーに根付いていました。
第二の力石
そうして、ジョーは苦しみもがく生活を送っていました。
そんな時、ある一人の選手が現れました。
「カーロスリベラ」という選手です。
カーロスの試合をジョーは見ました。
「こいつはすげえボクサーだ。」
ジョーは思いました。
これほどの想いになったのはあの力石に出会って以来のことでした。
ジョーは再び燃え上がり、カーロスに挑戦状をたたきつけます。
カーロスとの試合で、ジョーは相手の勢いに乗って、自分もまた勢いに乗りました。
こんな試合は、力石の時以来でした。
気づけば、ジョーは顔面を打てるようになっていました。
そして、試合が終了。
引き分けでした。
満足しきったジョーです。
しかし、そんな時間も束の間
「カーロスは矢吹との試合の後にパンチドランカーという障害に陥った。」
丈は唖然とした。。
「またかよ。力石に続いてカーロスも」
でも、ジョーはもう後には引けませんでした。
「あいつらが燃え切らなかった分まで俺がすべて燃やし尽くしてやる!!」
そうして、世界チャンピオンを目指します。
精神崩壊寸前の状況であしたのジョーから学んだこと
孤独への向き合い方
ジョーは、ライバルはいても作中を通して常にどこか独りよがりで寂しげな雰囲気を漂わせています。
そんなジョーの雰囲気や生き様からは
「孤独でもいい、一人でやってやる」
という覚悟が感じられます。
その思いは、あるワンシーンでよくわかります。これは紀子というジョーに片思いを続けていた女の子との会話のシーンです。
他の若者は青春を謳歌しているのに、何でジョーだけが、ボクシングで辛い思いをしているのかと、紀子は問いました。それに対するジョーの答えです。
そんなジョーの姿を見ていると、なんだか孤独で寂しい浪人生の自分と
重ね合わせてしまって、自分も頑張れそう、そんな思いにさせてくれたように思います。
努力するということ
ここにも、強烈なネタバレがあるので、みたくない人は飛ばしてください。
実際に最後まで見ていただいた方々にはわかると思うのですが、力石戦といい、カーロス戦といいホセ戦といい、ジョーは大事な試合で勝てずに終わっていることが多いのです。
ここに、あしたのジョーに隠されているメッセージがあると思っていて、それは
「報われない努力もまた素晴らしい」
ということです。あしたのジョーを見ればこのことをひどく痛感するでしょう。
だから僕も、頑張れました。
結果とかそういうものじゃなくて、ただ全てを燃やし尽くすために。
何とかなるということ
最後はこれです。結局は何とかなるということです。
これは動画が見つからないので文章だけになりますが、
僕にとってかなり印象に残っているシーンです。
世界戦でホセに追い込まれたとき、ジョーのパンチがうまくホセに当たるようになっていきました。
試合中の短時間で新しい技を習得したのです。
この時のジョーのセリフです。
「どうだい なんとかなるじゃねえかよ ほんとによう なんとかなっちまうもんさ 先のことなんかさっぱり分からなくったってよ カッコはついちまうもんさね 俺は今までそうやってやってきたんだ どんな時でもよ 一人でよ」
TV版あしたのジョー2(第45話 ホセ対ジョー…闘いのゴングが鳴った)
受験当日も、このセリフに救われました。
理科で少し失敗したけれど、気を取り直して最後までやり遂げました。
そして、何とかなったのです。
以上が、あしたのジョーの解説になります!
いかがだったでしょうか。
書きたいことはまだまだたくさんありますが、あとは自分の目で見て確かめてみてください。
ストーリーがわかっていても、泣けるし、最高のアニメです。
これからも、ジョーのように、皆さん頑張っていきましょう。

現役で京都大学に不合格ののちに、勉強法などを改めて、アルバイトなどをしながら自宅浪人をする。一年間の自宅浪人を経て2025年に京都大学に合格。
京大模試学科一位、学部二位を獲得。
筋トレが趣味
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