浪人前半で大切なこと                        【浪人前半はめちゃくちゃ辛いけどめちゃくちゃ大事!】

 

 こんにちは、丈です。
浪人を始めて、時間を過ごしてみていかがでしょうか。

浪人生
浪人生

まだまだ先が長くてモチベーションが維持できない…

だったり、

浪人生
浪人生

勉強はできているけど、果たして本当に成績は伸びるのか?
浪人生は伸びないと言われているし…

だったりと、いろいろな不安が湧いてくるでしょう。
そんなわけで今回は、浪人前半について重要なポイントをいくつか抑えて、
解説していきたいと思います。

この記事を書いた人の情報

浪人前半の流れについて

まず浪人一年を通しての流れ

 まず初めに、浪人一年を通しての流れについて考えていきましょう。
逆算的に考えていけば、

・一年を終えた頃には合格点が取れる程度に過去問が解けるようになっていなければならない。

これが一番の大きな目標です。ここに向かって勉強をしていくわけですが、そのために大きな流れとして、
早いうちに基礎を固めて、その基礎を土台として過去問演習をしていく
ということが必要です。

一年間この大きな流れを意識しつつ、勉強していきます。

浪人前半の流れ

 上記で説明したように、早いうちに基礎を固めていくのが重要です。
ですから、まず前半期で初めに行うことは基礎固めでしょう。

前半期ではいくつか模試が開催されます。(駿台全国、全統記述等)
大学によりますが、大学別模試が開催されることもあります。

とにかくここに向かって勉強していき、その得点状況などから分析、軌道修正を
行っていきます。

浪人前半は先が長く思えてかなりしんどいですが、頑張っていくしかないです。
各月の様子について詳しくはこちら

前半期にやるべきこと(勉強編)

 前半期はとにかく基礎固めです。
前半期にやるべきことについて科目別にまとめていきます。

初めに行っておきますが、どの教科も共通して言えるのが、
教科書等で基礎を固めてから、問題集や過去問で演習しながら分からない所をその都度振り返る
ということです。

基礎はいくら固めたとしても時間がたてば必ず穴が出てくるので
そのたびに復習して定着させていきましょう。

数学

 まずは数学です。
数学における基礎の範囲は、

教科書の基本的な定理、公式+網羅系参考書等の基本的な解法

です。
これらを習得していくために、

①まず教科書を読みこみながら、例題を解いていく。
その際、その問題を解く際にそういった定理や公式が関与しているかを常に意識する。

②ある程度教科書の内容が身についたと感じたら網羅系参考書に入る。
この際、「網羅系参考書の解法はすべて教科書の定理、公式に基づくものである」という事実を意識。
曖昧な定理、公式があればその都度教科書に戻って確認ということを何度も繰り返しやっていく

各公式、定理をどのように各問題に適応していくかという思考の手順を学んでいく。
全ての例題について問題を見た瞬間にこの手順を言語化していけるように何周もやる。

②の段階を全範囲でやるとかなり時間がかかると思うので、目安としては夏休み終わるまでか、遅くとも9月末には終わらせたい。

⓷時間が余れば過去問に入ってみて、標準的な問題だけを解いてみる。(せか京など)
できれば51か年を買えると理想的。(二次試験前に時間を計って解くという練習はしたいので新しめの過去問はできるだけ残しておきたい。もちろん古い年度で演習することも可能だが)
網羅系参考書の知識で頑張って解こうと試行錯誤してみる。

ちょっと厳しいようなら間にもう一個くらい参考書をいれてもOK .
過去問ができて意欲的な方は掌握やってもOK(掌握は網羅系参考書の後でも全然やれる。ただしやり方には注意)

丈

基礎をしっかりやればやるだけ過去問演習にかかる時間が
短縮できるので焦らずじっくり基礎を固めよう!!

英語

 次は英語についてです。ここは本当に大学によります。
とにかく自分の大学の過去問をやってみましょう

共通して大切なのは、単語・文法です。
単語に関しては毎日ちょこちょこやりつつ、文法については自分の好きな文法書等を一冊やって、
各単元において足りないなと思うところを学校などでもらえる分厚い文法書で深めていきましょう

これをなるべく早めに終わらせ(夏休み前くらいが理想)、その文法を駆使してSVOCを振る練習をしていきましょう。

お勧めの参考書等を紹介するのはあまり好きではないのですが、個人的には「英文解釈の技術」シリーズがめちゃめちゃおすすめです。

解釈系の参考書ができれば、各志望校の過去問に入ってもいいと思います。
もし読めそうならそのまま続けてOK。ダメならどこがダメかを分析して
やった参考書を振り返るか必要に応じて新しい参考書を入れるかしてもいいと思います。

※もちろん大学によって多少の差はありますが、解釈系の参考書はやって損はないと思います。
過去問ではしっかりSVOCをとれているかということを意識していきましょう。

理科

  次は理科についてです。これはあくまで僕の選択の物理化学だけについて話しますが、ご容赦ください。

・物理

 物理は正直言ってほとんどの問題が基礎的な知識(力エネ保存、運動量保存等…)で解決できることがほとんどです。

ですので、教科書を見ながら傍用問題集をやって、
どんな状況の時にどんな式を使うか
ということを常に考えながら一個一個の問題にあたっていけばどんな問題も解けるようになります。

その分析は、その都度ノートにまとめていってください。
(これが正直めちゃくちゃ重要)

このノートにはミスなども抜けなく記録していきます。

物理の勉強のルートは数学等と違ってほぼ一通りしかなく、
教科書→傍用問題集→(名門の森)→過去問
の一通りでOKです。(これで東大の過去問演習で理科三類の合格平均点は取れていた。)

・化学

 化学は理論、無機、有機の三単現を勉強する必要があります。
これもまた大学によって変わりますが、物理と同様で立式までの
思考を大切にしていってください。

加えてこの時期にできれば無機化学もマスターしておきましょう。
「福間の無機化学」一択です。
これができれば酸化還元反応、電気分解などへの理解が深まります。

あとは化学も同じように
教科書→傍用問題集→(重問等)→過去問
の流れです。

社会

 社会は科目によって変わりますが、たいていは教科書メインでしょう。
夏休みが終わるまでに教科書の基礎的な知識は一通りおさえていきましょう。

前半期にやるべきこと(勉強以外)

スケジュールを立てる

 まず大切なのはスケジュールを立てることですね。
スケジュールの立て方で解説した通りにスケジュールを立てて、各模試に向けて勉強しましょう。

勉強習慣をつける

 勉強習慣を作ることも大切です。
この前半の期間にある程度勉強をしておき、なるべく苦にならないようにしたい。

そのために重要になってくるのは、

一日の流れを固定して、ルーティン化することで単純作業として勉強をこなしていく

ことがめちゃくちゃ有効になってきます。
そのため、一日の流れを自分なりにやりやすいように考えてみて、
それを定着させるように頑張っていきましょう。

具体的に僕の宅浪時の一日の固定スケジュールはこちら

丈

なるべく精神的に負担がかからない状況下で勉強したいので、
そのためにこういう工夫をしていこう。

生活習慣を整える

 これも先ほど説明した通り、一日の流れを固定するうえで重要になってきます。
そして睡眠時間についてですが、睡眠時間を削って勉強することは正直望ましくないです。

 睡眠時間を削って勉強時間を確保したからと言って、
結局眠くなったり集中力が落ちたりして、しっかり睡眠をとって
勉強した場合より勉強時間は長いといえど学習効果は低いと思うからです。

ですので、「睡眠時間、食事などはしっかりとメリハリをもって勉強をやめて、
他の時間は切り替えて勉強に集中するのがいい
」というのが僕の考えです。
(単語位なら食事中にやっても良いかもしれないが、勉強時の集中力に支障が出ない程度に。)

今頑張れば未来は明るい

この時期に必死に勉強できる人は少ない

 正直言って僕の周りを見ていても、この前半期に必死で勉強できている人は
少なかったです。これが浪人生が成績が伸びないと言われる所以。

せっかく現役時に蓄えた知識をこの前半期で維持できずに成績が下がってしまいます。
(ただし前半の模試は範囲が狭いのでいい点数が出る。)

逆に言えば、ここで必死に勉強すればかなりの差をつけられます
この時期に「前半で頑張った組」の僕の記事を見つけられている時点でかなりのリードです。
ですからぜひ記事なども参考にしながら頑張っていきましょう。

ただしここで注意点を一つ。
ガス欠には気を付けてください。
そのために対策としては、「息抜きを戦略的に取り入れること」です。

息抜きをしたからと言って、必死に勉強していないということになるわけではないです。
息抜きをしつつ、勉強の時間をしっかり確保し、必死に勉強すればいい。
詳しい息抜きの方法はこちらで解説しています。

それほど飛ばし過ぎなくていい

 先ほども述べましたが、すべての時間を勉強に使う必要はありません。
適度に息抜きなどもしながら自分が一年間走り抜けそうなペースより少し無理した
位の感じ
で勉強するのがちょうどいいです。(直前期は嫌でも勉強せざるを得なくなる)

 一年間を通して、本当に必要なことだけを考え抜いたスケジュールであれば、一日中
勉強せずとも予定通りにこなしていくことが可能であることが多いでしょう。
(逆に定着のために睡眠をきっちりとったり、勉強時間を削ることが必要な時もある。)

ですので、初めからそれほど飛ばし過ぎずに行きましょう。
コツコツ積み上げていけば一気に勉強したりやめたりするよりも
成績は確実に伸びていくと思います。

この辺は意識の話でも詳しく触れています。


 以上が前半期の話になります。
前半期は先が長く感じられて、辛いことが多いと思いますが、
この時期に頑張っていけばあとはよくなっていくだけです。
踏ん張りましょう。

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