皆さんこんにちは。丈です。
僕は一年の宅浪の経験がありますが、はっきり言って浪人は
精神的にも身体的にもかなりきついものでした。
今回は、そんな浪人がきつい理由と、その対処法について
まとめていきたいと思います。

現役で京都大学に不合格ののちに、勉強法などを改めて、アルバイトなどをしながら自宅浪人をする。一年間の自宅浪人を経て2025年に京都大学に合格。
京大模試学科一位、学部二位を獲得。
筋トレが趣味
なぜ浪人はきついのか
では、なぜ浪人はきついのでしょうか。
その理由について考えていきます。
周りの大学生と自分とを比べてしまうから
浪人をしていると、周りの大学生が楽しそうに遊んでいる様子がInstasgramなどで
上がってくるかもしれません。
それに対して自分は毎日勉強ばかりの日々です。
ですから友人の生活と自分の生活を比べてしまって惨めな思いをしてしまうのです。
人と話す機会が少ない
浪人をしていると、何らかのコミュニティに属していない限り
人と話す機会が激減します。
そのため、長い間人と話していないことが辛く感じてしまう人は
どんどんネガティブな気持ちになっていくでしょう。
成績が伸びない
現役時では次々に新しい知識を習得し、
成績がぐんぐん伸びていくのに対して、
浪人時では一度習得した知識を再度確認し直す
ような感じなので、現役時より成績の伸びは感じにくいです。
ですから、模試などであまりよくない結果が出てしまい、
気持ちが沈んでしまうことがあります。
リフレッシュできる方法が限られている
現役生は、学校や行事で、忙しいにせよある程度のリフレッシュが可能である
のに対して、浪人生ではそうしたリフレッシュの機会が減ってしまいます。
ですので、自分でリフレッシュする方法を模索する必要が出てきます。
とはいえ、受験生であるという意識が常に付きまとってくるので、
思いっきりリフレッシュすることが難しいという側面があります。
きつかった時期TOP3【僕の体験上】
僕が実際に宅浪してみて、辛かった時期はかなりあったのですが、
その中で特にしんどかった時期を挙げていきたいと思います。
第三位 12月
この時期はいよいよ共通テスト、二次試験本番が間近に迫ってくる時期です。
とにかく残りの時間に対してやるべきことが多すぎて、焦りを覚える時期です。
ですが、終わりが見えているのと、焦りながらもただ日々を淡々とこなしていた
だけだったので、しんどさで言えばそこまででした。
第二位 10月
第二位は十月です。
この時期は秋の冠模試が近づいてくる時期になります。
「前の模試から成績は伸びているかな、、、」
「もし判定が悪かったらどうしよう、」
というように、模試が近づくにつれて不安感が高まっていきます。
加えてちょうど受験勉強にも慣れてきて、中だるみしやすい時期になります。
ですので、不安と焦りから勉強が手につかなくなって、そこから自己嫌悪
で勉強ができないといった負のループに陥る危険性もあります。
第一位 5月
第一位は5月です。
この時期は僕の意見としては断トツでしんどい時期になります。
その理由として、
・先が長すぎて絶望する
・天気が悪くて気分が下がる
・受験勉強にも慣れ始めて毎日の単調さに絶望する
等、多くの理由があります。
実際、僕の宅浪生活においても、
5月は浪人生活で最も辛く長い一か月
でした。

ここを乗り切れば浪人生活のきつい部分を半分くらい乗り切ったのと同じです。
踏ん張りましょう。
きつい時の対処法(メンタル面)
筋トレをする。
しつこくてすいません。
ですが、僕の記事では何回も押している通り、
筋トレはメンタルの維持において絶大な効果をもたらします。(筋トレについて)
筋トレをすることでメンタルケアにもなり、勉強にも集中しやすくなります。
これなしでは、僕はこの浪人生活を乗り切れなかったと思います。
友達と話す
友達と話すのも、メンタル面では非常にいい影響を
持つと思います。
例えば、同じ志望校、同じ目標に向かって走っている友人と
話をしてお互いに高めあったり、応援してくれる友達と話したり。
そうすることで自然と「頑張らなきゃな」という気持ちが湧いてきます。
辛いのは当たり前と開き直る
これは意外と重要です。
浪人してれば、辛いと思うのは当たり前のことです。
だからこそ、辛いものは辛いと割り切ってしまいましょう。
辛いなら、どうすればいいのか、そのことを考えます。
適度な息抜きが必要なのか、何も悩まないで済むくらい無我夢中でやるのか。
辛いという事実から逃げようとするのではなく受け入れるだけで、
見えてくることもあるかもしれません。
勉強に対する意識を変える
どうしようもなく辛くて、これ以上勉強できない、、
という場合は、そもそもの勉強に対する意識が偏ってしまっている場合があります。
実際に現役時の僕はそのタイプでした。
例えば、休む間もなく勉強するのが何よりも重要だと考えていたりすることです。
そういう意識を早めに見直してみると、精神的に楽になるだけでなく、より効率的に
成績を伸ばせるようになるかもしれません。(詳しくは勉強への意識の話について)
対処法(生活習慣等)
生活習慣や日々の過ごし方を変えてみるだけで精神的に楽になることもあります。
たとえその対処法に時間がかかるにしても、精神的な負荷を減らして勉強ができるなら
その時間以上の効果を勉強面で発揮してくれるでしょう。
思い切って息抜きをする
受験期はどうしても息抜きをするような気分になれないことが多いです。
ですが、そんな時こそ思い切って息抜きをする勇気を持つべきです。
息抜きをする時間が無駄だと思うかもしれませんが、それで勉強の効率
が上がれば、そうした時間のロスもすぐに取り返せるので結果的にはプラスになります。
詳しい息抜きの仕方については別の記事で解説しています。(受験生の息抜きについて)
よく寝る
適度な睡眠をとることはメンタルの維持に欠かせない要素です。
長い時間寝れないということは、
追い詰められている→メンタル的に危ない状態にある
ということです。
「睡眠時間を削って勉強したい!!」
と思う時ほど睡眠時間を削らないように意識することが重要です。
規則正しい生活を送る
これは先ほど言ったことと似ていますが、規則正しい生活を送ることで
精神的にも安定していきます。
これはなぜかというと、毎日同じような生活をしていくと、
勉強などの作業がルーティンとして「やって当たり前のこと」
になるので、勉強することに対する抵抗がなくなっていくからです。
結局最後は何とかなる
以上のように、辛い時の対処法などを挙げていきましたが、
最も大切なのは
結局最後にはなんとかなる
ということです。
どれだけ辛くても、受験には必ず終わりが来るもので、
終わってしまえば勉強の苦しさから解放されます。
たとえどのような結果になっても、どの大学に行っても、
最後にはなるようになって何とかなるもんだと思います。
でも、そのうえで重要なのは、
「決して後悔を残さないこと」
です。
一度後悔が残れば、そのさきずっとその後悔に
悩まされることになりかねない。
だから、以上で上げたような対処法を用いたりして、完全に
辛さはなくならないかもしれないけど、それでも後悔しないくらい
頑張りぬいてほしいと思います。

現役で京都大学に不合格ののちに、勉強法などを改めて、アルバイトなどをしながら自宅浪人をする。一年間の自宅浪人を経て2025年に京都大学に合格。
京大模試学科一位、学部二位を獲得。
筋トレが趣味
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